『ヒポクラテスの盲点』を観て感じたこと
〜“害をなすことなかれ”という原点に立ち返る〜
こんにちは。
鍼灸サロン人は花 院長の上杉です。
先日、映画『ヒポクラテスの盲点』を観てきました。
医療の在り方を静かに、そして深く問いかける作品で、
改めて“医療とは何か”“健康とは何か”を考えさせられました。

印象的だったのは、ヒポクラテスの言葉。
「Primum non nocere(まず、害をなすことなかれ)」
医療に携わるすべての人が胸に刻むべきこの言葉ですが、
今の日本の医療は本当にその原点を守れているのだろうか?
そんな疑問が心に残りました。
コロナ禍では「ワクチンを打てば安心」と言われましたが、
感染は続き、体調を崩す人も少なくありませんでした。
メディアは不安を煽り、
異なる意見を“反ワクチン”と片づけてしまう。
あの状況を振り返ると、
医療が人の身体ではなく「システム」を守る方向へ
傾いていたのではないかと感じます。
劇中で、ある医師が「良いワクチンの条件」を挙げていました。
それは、人々の健康を本当に守るものであり、
十分な安全性と長期的な検証を経て、信頼に足るものであること。
しかし、コロナワクチンがそれを満たしていたかと問われれば…
多くの人が首をかしげるかもしれません。
私は、これ以上ワクチンで苦しむ人を増やしたくないと思っています。
ただ、“反対”を叫ぶのではなく、
“考えるきっかけ”を届けたい。
その上で、ひとり一人が自分の身体の声を聴く力を
取り戻してほしいのです。
身体は、いつも何かを訴えています。
それを薬や情報で押さえ込むのではなく、
「なぜ今この症状が出ているのか?」
その声に耳を傾けることが、
本来の健康を取り戻す第一歩だと思います。
東洋医学の考え方では、
身体と心、そして環境はすべてつながっています。
当サロンでは、鍼灸を通して自律神経を整え、
身体が本来のバランスを取り戻すお手伝いをしています。
医療の原点である「害をなすことなかれ」を胸に、
これからも、“身体の声に寄り添う医療”を目指してまいります。
まだ観ていない方はぜひ劇場でご覧ください!
私にとっては、「悔しくて悔しくて、震えるドキュメンタリー映画」でした😭