今の時代、西洋医学の限界でこれから目指すもの

2025年8月21日 2025年8月27日

鍼灸サロン人は花

病院に通っても良くならない…その理由

「病院に行ってもなかなか良くならない」
「薬は飲んでいるけど、改善していない」
「この薬、いつまで飲み続けるんだろう？」

こう感じたことはありませんか？
実は、多くの人が経験していることですが、日常に慣れすぎてしまって疑問にすら思わなくなっている方も多いのです。

大学病院の入り口に掲げられた「本日の予約数 2000人超え」という案内。
これは一見、信頼されている病院の証のように思えますが、別の見方をすれば「これだけの人が通っているのに、まだ治っていない」という現実の表れでもあります。

日本では高度で最新の医療技術を追い求める傾向がいまだに根強く、健康保険制度もその背景のひとつかもしれません。

しかし、それだけで本当に人は健康になれるのでしょうか。

西洋医学は「理」の世界です。
身体を分解し、細部まで分析して病の原因を論理的に解明しようとします。
この方法は医学の発展に大きく貢献しましたが、身体を部分でしか見られないため、人間の生命（いのち）の全体像までは捉えきれません。

一方、東洋医学は身体を分解せず「全体」としてとらえます。
その中で語られる「気」の存在は科学的に証明できなくても、人が直感的に理解できる不思議な力です。怪しく聞こえても、「気が合う」など生活の中にもう取り込まれているのが、「氣」です。

西洋医学と東洋医学、どちらか一方に偏るのではなく、両者の強みを生かして中庸を保つことこそが、これからの時代に必要な医療の形です。

現代医療の多くは対処療法に偏りがちですが、それだけでは本当の健康は手に入りません。
これからは「症状を抑えること」だけでなく、「体の土台を整え、自然治癒力を高めること」が不可欠です。

西洋医学（薬）では、症状を一時的に抑えることはできます。
しかし、生命力を上げること、免疫力を高めること、自律神経を整えること――
これらは薬だけでは叶えることができません。

鍼灸は、体の深い部分にアプローチし、本来備わっている自己治癒力を呼び覚ますことができます。
血流を促し、滞った気の流れを整えることで、からだ全体が「回復できる状態」へと変わっていきます。

つまり、鍼灸は単なる症状の緩和ではなく、「健康の土台づくり」ができる医療です。
病院に通っても改善しなかった方こそ、一度その可能性を体験してほしいと心から思います。