耳鳴りに「睡眠薬」って本当に必要?
耳鳴りに悩む方の処方薬を確認させてもらうと、「睡眠薬を出されている」という方が少なくありません。
理由は「音が気になって眠れないから、眠れるように」というもの。
それって対処療法にさえ、なっていないのではないでしょうか?
耳鳴りの原因は人それぞれですが、多くはストレスや自律神経の乱れ、首や肩まわりの緊張、血流の滞りなどが関わっています。
つまり、耳鳴りは“体からのサイン”なのです。
そこに対して、「とりあえず眠らせておこう」という形で睡眠薬を出すのは、
例えるなら、火災報知器の音がうるさいから電池を抜いてしまうようなもの。
原因はそのまま、気づかないふりをしているだけになってしまいます。
しかも、睡眠薬には依存性があります。
毎日飲むうちに「飲まないと眠れない身体」になり、
気づいたときには薬が手放せない状態に陥っていることも少なくありません。
中でも睡眠薬の減薬は難しいと言われています。
耳鳴りの本当の改善には、自律神経のバランスを整え、首や肩の緊張を緩めることが重要です。毎回言いますが、根本治療があってこそなんです。
当サロンでは、東洋医学の視点から“耳鳴りの根本原因”にアプローチする鍼灸施術を行っています。
夏になると、セミが鳴いているんだか、自分の耳が鳴ってるんだか?と言っていた方が、「今年は蝉の声を感じてる!!」と言ってくださいました。
耳鳴りも、鍼灸治療で希望は持てると感じています。
眠れないから睡眠薬——その前に、身体の声に耳を傾けてみませんか?
薬に頼りすぎない身体作りを目指し、みなさまが笑顔で過ごせるお手伝いをさせていただければ嬉しいです